山高記念館の改修工事です。外壁の木部は塗装を除去しながら傷んでいる部分は木部を撤去して改修します。

ほとんどの外壁木板部分は大きな損傷はありませんが、一部分のみかなり傷んでいます。長い年月を風雨にさらされてきた木部なのでしょうが、確かに表面的な劣化は感じますが、これが現在のサイディング等の建材なら100も持つことはないでしょう。新築時が100％の仕上がりで後は衰えていくばかりです。しかしこうした古い建築は新築時が100％なのか歴史を通して風合いが増した時がベストなのか好みも分かれるところです。改めて古い建物の良さを感じます。