小林建設設計事務所

BLOG/日々のこと

2021.6.28

自邸&アトリエ建設記録その10(床暖房)

住宅設計の場合お施主さんと暖房設備については何を希望されるか早めに協議します。もちろん予算に関係することですが、多くのお施主さんは床暖房を入れるか、薪ストーブを入れるかされます。エアコンだけでは快適な温熱環境は難しいです。我が家の場合は床暖房を選択しました。弊社で床暖房を入れる場合には温水を床下に通す方法で熱源についてはケースバイケースで電気のヒートポンプの場合もありますが、我が家ではエコウィルを採用しガスエンジンで発電を行い、その際に発生する排熱を給湯などに利用するシステムです。さらに床暖房と給湯、浴室乾燥機もセットでつけてイニシャルコストもかなりまけてもらいました。年間通してガス代はやはりかかりますが電気代は安く済んでいます。

床暖房の施工方法はまず加工した木板材を敷いてその溝に沿ってポリブデンパイプを埋めます。その上にフローリングを敷きます。その場合には床暖房対応タイプの材を選定します。無垢材の場合は反る可能性があるので要注意です。

アトリエの方は全面床暖房はもったいないので、デスクカウンターの下に同じ熱源によるパネルヒーターを設置します。足元から温めるので冬場のエアコンで頭部だけ暑いということはありません。男のくせに冷え性の私には最適です。

設計事務所は住宅設計する場合には全てにおいて縛りがありません。お施主さんの生活スタイルに合った環境を提案して設計に盛り込みます。