小林建設設計事務所

BLOG/日々のこと

2021.6.26

自邸&アトリエ建設記録その9(内装)

今回は我が家の内装仕上げについてお話します。

LDKの床はチークのフローリング、その他はナラのフローリング。もちろん無垢材で塗装はオスモです。

壁材については悩みましたが、チップクロスに酸化チタン入りの塗料を塗っています。住宅の壁の仕上げについてはこれも松竹梅ありますが、一番いいのは珪藻土か漆喰を左官で仕上げることです。石膏ボードの上でも施工できる材料がたくさんあります。厚みがあるので調湿効果は大きいです。次に塗装系ですが今回採用したのがこれで、ドイツのルナファーザーという天然素材の下地壁紙を貼りその上から同じくドイツのアルピナという自然素材の塗装を施しました。

この下地クロスは多少の調湿機能があり仕上も真っ白な塗装仕上げなので、汚れが付いたりしても上から部分補修することができます。

一番ローコストなのがクロス仕上ですが、これはクライアントの予算次第ということになります。

ハウスメーカー等では標準仕様というのが決まっていて、「うちではこれになります。これにしたら〇〇円UPになります。」というような話になるのだと思いますが、建築家の設計では全て0からの組み立てです。クライアントが望むものを形にしていくのが大前提です。