小林建設設計事務所

BLOG/日々のこと

2021.6.24

自邸&アトリエ建設記録その8(金属板外壁)

今回自邸の外壁はガルバリューム鋼板にしました。理由はいろいろありますが、その一つにメンテナンスがあまりかからないということです。木材や左官塗装等の場合は数年ごとの塗り替えが必要になります。また一口に金属板外壁といってもいろんな葺き方があって今回は立ハゼ葺きにしました。

屋根と同じ葺き方なのですが、通常立葺きでよく使うのは嵌合式です。素人の方では分かりづらいと思いますが立ハゼの方がシャープです。

動画で分かるようにハゼの部分を折り曲げてつなぎます。嵌合式より手間はかかります。その他の建物でも屋根は通常嵌合式にしますが外壁の場合は必ず立ハゼ葺きで設計します。

その他の葺き方としては横葺きがあります。

これはこれできれいです。ただこの場合に重要なのは出隅です。施工者まかせにすると縦にコーナーの見切をつけて簡単に納めることが多いですが、この写真のように横葺き材をまげてコーナー役物を造った方が圧倒的にきれいです。

もうひとつはスパンドレル貼です。

最近いろんな工務店でも使ってるようで新しい住宅でもよく見かけます。

価格的にはその都度業者の見積に相違があってどれが一番安いかは私にもわかりません。

色については黒かシルバーを使いますが黒にもいろいろあります。今回我が家はパールブラックという色を採用しました。