小林建設設計事務所

BLOG/日々のこと

2023.10.28

住宅リノベーション

現在住宅のリノベーション工事を行っています。

今春に初めてご相談を受けた案件ですが、ようやく着工できました。

敷地は法的な道路に面していないので、リフォームかあるいは法43条による許可を受けての工事となります。当初は一部解体して増築の希望だったのですが、打ち合わせを重ねていき最終的に全面リノベーションという結論になりました。

建物は築約50年です。ただ土地及び建物は元々依頼主のものではなく中古の状態で購入されたようです。おそらく立地条件と建物がお気に入りになられたのでしょう。できるかぎり今のイメージを残しての設計を行いました。

建設業者が決まり解体工事に入りました。今回のリノベーションにおいて耐久性と断熱性を確保することが最低条件でしたのでほぼ全面の解体です。

 

今回どこまで解体するかが焦点でしたが、予算的になんとかクリアできたのでスケルトン状態まで解体しました。外壁を残して外断熱でリフォームすることも考えましたが、解体撤去することで躯体の状況が確認できます。

今回やはり一部の土台、柱が白蟻にやられていました。その部材は撤去して新たに土台・、柱を据えます。

床も全て撤去します。束石を据えた後に防湿シートと防湿コンクリートを打設する予定です。

床のレベルも調整することができます。

住宅リフォームにはいくつかの方法がありますが、ここの物件においてはスケルトンリノベーションがベストな方法だったと考えます。