小林建設設計事務所

BLOG/日々のこと

2023.10.23

唐津街道西国ツアー

先週末にいつものまちづくり活動メンバーで唐津街道をめぐる視察研修で佐賀県の方へ行ってきました。

おやじ軍団7名で車班とバイク班に分かれて出発です。私は車班のドライバーです。

最初に訪れたのが、唐津市の旧高取邸です。

炭鉱主として財をなした高取氏の邸宅です。残念ながら中は撮影禁止だったのですが、建物内に能舞台も備えられた豪邸で国の重要文化財になっています。杉戸絵や欄間の飾りがみごとです。

 

次に、旧唐津銀行 辰野金吾記念館です。

この建物は明治45年に辰野金吾氏の監修で弟子の田中実氏の設計で建てれらました。現在は使用されておらず無料で記念館として開放されています。

その後近くの旧大島邸へ。

こちらは唐津藩士の旧宅ですが、現在貸館利用されており、この日は自由見学はできますんでした。

 

そして泊りは呼子の宿へ。

目の前が海で遠方に呼子大橋が見えます。

夜は宿で宴会です。呼子と言えばイカ!

さすがに生き造りは最高でした。

 

次の朝、宿の前を散歩したみましたが、結構古い建物が残っています。

そして朝8時になると朝市が始まります。

さすが有名観光地で結構な賑わいでした。

その通りの真ん中あたりに鯨組主中尾家屋敷があり見学させてもらいました。

江戸時代に鯨漁で巨万の富を築いた鯨組主の屋敷でそれは豪華な造りです。当時は殿様も訪れたそうです。

 

その後呼子を後にして、名護屋城跡に向かいます。

ここは言わずと知れた、豊臣秀吉が朝鮮出兵の目的で建てた城で現在建物は残っていませんが、その大きさは確認できます。

先に名護屋城博物館で予習しますがそこには金の茶室が再現されています。

それからいよいよ城跡に向かいます。

ここはVRで名護屋城が見られるようになっており楽しみながら回ることができます。

最上部には天守跡がありますが、そこから日本海が眺められます。眼下には全国から参集した大名の陣屋跡があり、当時は人口20万人をこえる城下町だったようです。

 

その後唐津を後にして糸島に向かいます。

市内中心地に旧西原邸というのがあります。

こちらは唐津街道の宿場町で豪商の旧宅ですが、現在はギャラリーやレストランとして活用されているようで、町家再生の参考になりそうです。

 

今回はコロナ禍により4年ぶりの研修旅行となりましたが、来年はどこにしようか?と皆で盛り上がっておりました。